ストレスチェック制度とは?


ストレスチェック制度は、ストレスチェックの実施と医師による面接指導までの活動の総称です。

「ストレスチェック」とは、ストレスに関する質問票(選択回答) に労働者が記入し、それを集計・分析することで、自分のストレス がどのような状態にあるのかを調べる簡単な検査です。

メンタル不調者は年々増加傾向にあり、現在100万人を超える(厚生労働省発表)状況に至っています。 休職者や離職者は、企業経営の重要課題の一つとなり、労働者個人の負担増加にも直結してきています。この状況を受けて、メンタルヘルス対策の充実・強化等を目的として、従業員数50名以上の全ての事業場にストレスチェックの実施を義務付ける「労働安全衛生法の一部を改正する法案(通称:ストレスチェック義務化法案)」が2014年6月19日に国会で可決・成立し、2015年12月に施行されることになりました。     

 

ストレスチェック制度の目的

労働者が自分のストレスの状態を知ることで、ストレスをためすぎないように対処したり、ストレスが高い状態の場合は医師の面接を受けて助言をもらったり、会社側に仕事の軽減などの措置を実施してもらったり、職場の改善につなげたりすることで、「うつ」などのメンタルヘルス不調を未然に防止するため。

(厚生労働省パンフレット「ストレスチェック制度 簡単!導入マニュアル」より)

まとめ

1)労働者自身のストレスへの気づきを促すセルフケア意識を高める)

2)労働者のメンタルヘルス不調の未然防止(一次予防)

3)ストレスの原因となる職場環境の改善につなげる

 

ストレスチェック実施、職場改善事項検討までの流れ