【タテからヨコの人間関係へシフトチェンジ】

定年退職された方から相談を承り、気づいたこと、深めたことを述べます。

 

相談者は、長年一つの会社で、仕事に打ち込んでこられた独身の方です。今年4月に定年退職され、経済的には困らないが、日々何をしたら良いのか解らないと。私には、その心の底に、寂しさがあると感じました。

 

長い間会社という組織に属していると、自分の役割や立場で人と関わるタテの関係が主流で、当たり前になっています。それは、会社という場があるから成立することで、相談者のようにその場を卒業してしまうと、今度は自分や相手の感情や気持ちを大切にしながら、人との交流を深めていくヨコの関係を作り、維持する必要があります。じっと待っていては維持できないので、こんなメールを送ったら変な人と思われるのではないかなどといった思い込みやとらわれを破り、できるところから相手に関わるようにします。その努力を積み重ねることで、人との関係が深まり、定年退職後の日々が充実いくはずです。

 

皆様の何かの参考になれば、幸いです。

 

北の丸公園
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